ストレッチャーの進行方向は頭が先?足が先?
搬送する際、広い通路で何も障害物がなくとも医療機関や介護施設など、細かなルールのもと患者の移乗や搬送を行っております。常に何かあってはならない細心の注意を払い業務をおこなっております。患者への心遣いは皆常にありながらも、いざという時は逆になってしまう事もあると思います。全てに理屈があれば間違えて事はありませんので正しく理解して移送(搬送)しましょう。
患者は足から、頭から?
先端がぶつかりやすく、ぶつけた際の事を考えれば頭を手元にする事が無難です。事故のリスクを軽減できます。
患者をストレッチャーで搬送する際、通常は患者の足が先になるようにします。この配置は患者の安全と快適性を最優先に考慮したものです。頭が先だと、緊急時に患者の頭部が衝撃を受けるリスクが高まります。また、足が先の方が搬送スタッフが患者の顔を見やすく、状態の変化に迅速に対応できる利点があります。しかし、特定の医療状況や患者の状態によっては、頭が先になる場合もあります。常に専門家の指示に従うことが重要です。
車の乗車時は足から頭から?
一番は安全性です。また車輪の上は上下振動が激しいため、頭部は車の中央当たりがベストです。
一般的には頭からの乗車になります。患者をストレッチャーで車に乗せる際に頭を先にする理由は、主に患者の安全性と快適性、そして緊急時の対応のしやすさに基づいています。以下はその理由のいくつかです。
安定性の向上:車が移動する際、特に急ブレーキをかけたとき、患者の頭部が先にあると、頭部への衝撃が減少します。又、交通事故の多くに後続車の追突があげられます。後続車が激突した際、後部のハッチに頭部が近ければ、頭部へのダメージが大きくなります。
医療介護スタッフへのアクセス:頭部を先にすると、運転席側から緊急時に患者の頭部や上半身に容易にアクセスできます。これにより、緊急時の医療対応が容易になります。
快適性の向上:多くの場合、ストレッチャーは車両の振動や衝撃を和らげるように設計されており、頭部が先になることで患者の快適性を高めることができます。
搬送の効率化:特に病院や医療施設では、患者を効率的に搬送するためにこのような配置が一般的です。
例外もあります。
ただし、特定の病状や緊急性によっては、この慣習が異なる場合もあります。常に医療専門家の指示やマニュアルに従うことが重要です。
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